買い方について
冷凍食品を買う時に注意する点はありますか?
冷凍食品の品質は、保管・輸送・配送・小売など、各段階での取扱い(温度管理)の良否によって変わりますが、以下の点を確かめて購入するようにしましょう。
- −18℃以下とロードライン以下
売り場の冷凍ショーケースには必ず温度計が付いています。ロードライン(積荷限界線)以下に陳列されて−18℃以下に保たれているのが、よい冷凍食品です。 - ガッチリ、カチンコチン
−18℃以下のショーケースに陳列されている冷凍食品であればガッチリ凍っています。良い冷凍食品の証です。 - しっかり包装
包装が破れていたら注意。不衛生であり、乾燥や変色などで品質が低下しているおそれがあります。必ず包装がしっかりされている事が大事です。 - きちんと表示
冷凍食品には、名称、原材料名、原料原産地名(法に定められたもの)、内容量、賞味期限、保存方法、凍結前加熱の有無、加熱調理の必要性、製造者名などを表示することになっています。それらの必要な事項がきちんと表示されているかどうかを確認しましょう。 - 認定証マーク
認定証マークは(一社)日本冷凍食品協会の「冷凍食品認定制度」に認定された工場で作られた製品に付けることができます。いわば信頼の証です。このマークが付いている冷凍食品を選びましょう。
買い方の他に、持ちかえりや保存方法について下記でご紹介しております。是非ご覧ください。
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冷凍食品を解かさずに持ち帰る良い方法は?また、冷凍食品を持ち帰る途中で解かしてまった場合、どのようにすれば良いですか?
冷凍食品をなるべく解かさず持って帰るための方法として次のことに注意しましょう。
- 冷凍食品は長く持ち歩くと解けてくるので、買い物の一番最後に買うのがお勧めです。
- ドライアイスや保冷剤、保冷袋を利用するとさらに効果的です。
- 新聞紙や包装紙などで二重・三重に包むだけでも、ある程度は解けることを防ぐことができます。
- いくつか商品をまとめ買いすると、お互いの冷気作用で少しは解けにくくなります。
- 買い物が終わったら急いで帰って、すぐに冷凍庫に入れましょう。
冷凍食品を解かしてしまった場合は再凍結はせずになるべく早く調理して食べるようにしましょう。
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- 更に詳しくは、以下のページでご紹介しています。是非ご覧ください。
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解凍、調理方法について
エビなどブロック凍結品の一部を使いたい時の解凍法は?
ポリ袋に入れ、解凍したい部分だけに水をかけるか、水につけ、部分的にはがせる程度に解凍し、必要量だけをはがし取ります。残りは速やかに冷凍室へ入れます。
魚や魚の切り身がくっついて凍っている場合、どうやって離せば良いですか?
軽くたたくとはがれます。それでも離れない場合は、表面が解ける程度に半解凍すればはがせます。
揚げ物(フライ・コロッケなど)の冷凍食品を上手に揚げるためのコツは?
凍ったままで揚げるのがポイント。その方が形くずれやパンクの心配もありません。解けかけた場合はパン粉で補強して揚げて下さい。
また、油については、次の点に注意して下さい。
また、油については、次の点に注意して下さい。
- 油の温度が下がらないように油を多めに。
- 揚げ鍋に入れるフライ・コロッケなどの量はとなりとくっつかない程度の間隔をとってください。(一度に沢山入れすぎないでください)
- 油に入れてから1~2分間位は箸などでさわらないでください。
- 揚げながら火加減を調節し、油の温度を常に170~180℃位に保つのが最適。
冷凍食品のフライ類の油の吸収率はどのくらいですか?冷凍食品は油で調理した場合、カロリーアップになりませんか?
種類によって吸収率に差がありますが、フリッター、フライは揚げる前の食品のほぼ10~20%(揚げ油の吸油率-五訂食品成分表より)です。そのため、食材が吸収した油のカロリー分だけカロリーアップになります。
電子レンジで冷凍食品を解凍・調理する際、どんなことに気をつければ良いですか?
次の点に注意しましょう。
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最近は、電子レンジで簡単に調理できる冷凍食品が数多く発売されていますが、「アルミ製の包装は入れられません」、「袋ごと入れないで下さい」、「袋ごと入れて調理できます」など商品ごとに調理方法が異なるので、調理方法の表示をよく読んでから調理しましょう。(アルミ蒸着フィルム、アルミラミネートフィルム等の誤使用に注意が必要)
誤使用の事例と解説は、以下で詳しく紹介しています。冷凍食品ご利用の際の
お困りごと事例集
- 電子レンジに入れる時の冷凍食品の温度や量、大きさ、厚さ、形などによって解凍調理の時間が違うため注意しましょう。また、使用方法はメーカー、機種により異なるので注意してください。
- 電子レンジは食品の内部から発熱するため、内から外へ水蒸気が出ます。そのため、油で揚げてある冷凍食品を電子レンジにかけすぎると、フライ独特のカラッとした食感が失われ水っぽくなります。従って、油で揚げてある冷凍食品は、中心の温度が食べるのに適切になる程度に短めに加熱しましょう。
- 解凍・調理の間に、食品が乾燥するおそれがあるので、表示に指定されたもの以外はラップして加熱します。また、食品を容器に移して電子レンジで加熱する場合は蓋をしてください。
- ラップして電子レンジに入れた場合、加熱の際に食品から出る蒸気でラップが膨脹する場合があるので、ラップをゆったりとかけるか、隅を少し開けておきます。
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魚介や肉などの生鮮品の冷凍食品を解凍する場合は、解凍に必要と思われる時間を一度にかけてしまわず、何回かに分けて様子を見ながら、必ず半解凍で止めてください。その際、途中でスイッチを切ったあと、すぐ電子レンジのドアを開けず、20~30秒間ぐらいそのままにして、食品の温度を均一にしてく ださい。
- 金属製の容器や金属装飾のついた食器などは電子レンジに用いないでください。
- 1000W などの高出力で調理すると、一気に加熱温度が上がったり、加熱ムラが大きくなる場合があるので、500Wか600Wの出力に合わせて、調理してください。
電子レンジの「あたため」などでオート調理できますか?
加熱ムラが起きやすくなりますので、オート機能ではなく、パッケージ記載の出力や調理時間に手動で切り替えて加熱調理してください。
電子レンジで温める場合、庫内のどこに置いたらよいですか?
- 電子レンジの取扱説明書をご覧ください。ターンテーブルがある機種(ターンテーブル型)では冷凍食品を中央ではなく、ターンテーブルの端の方に置きます。ターンテーブルのない機種(フラット型)では、中央に置きます。
電子レンジから出るマイクロ波が食品に含まれている水の分子などを振動させ、まさつ熱を生じさせます。このまさつ熱が広がって食品全体を温めます。ターンテーブル型の機種は、ターンテーブルを回転させることでマイクロ波をムラなくあて、加熱します。フラット型は中央に置いた食品をセンサーによってムラなく加熱するように設計されています。また、フラット型でも機種によってマイクロ波が出る場所、拡散方法が違いますので、温める時間に差が出ることがあります。
自然解凍で食べられるものはどのようなものですか?
自然解凍可能な商品にはその旨の記載があります。それ以外の商品も、必ずパッケージの表記に従って調理してください。
ホームフリージング
ホームフリージングの上手な方法は? ホームフリージングに向く食品はどのようなものですか?
ホームフリージングとは家庭用冷蔵庫の冷凍室で食品を凍結・保管することをいいます。
冷凍室内の温度は通常-18℃程度で、購入した冷凍食品を保存するには適していますが、食品を凍結するには不十分です。緩慢凍結になり、食品の細胞・組織が壊れ、解凍したときに元の品質に戻らなくなってしまうこともあります。
なお、最近はホームフリージング用に-40℃程度の冷気で急速凍結する機能付きの冷凍庫も普及してきましたので、このタイプの機種を使えば上記の欠点も緩和されます。
一般的には、ホームフリージングに向く食品と向かない食品があります。
冷凍室内の温度は通常-18℃程度で、購入した冷凍食品を保存するには適していますが、食品を凍結するには不十分です。緩慢凍結になり、食品の細胞・組織が壊れ、解凍したときに元の品質に戻らなくなってしまうこともあります。
なお、最近はホームフリージング用に-40℃程度の冷気で急速凍結する機能付きの冷凍庫も普及してきましたので、このタイプの機種を使えば上記の欠点も緩和されます。
一般的には、ホームフリージングに向く食品と向かない食品があります。
- ホームフリージングに向くもの
乾燥品や加熱処理をしたもの、塩に漬けたものなど、食品中の水分が比較的少ないもの。また、スープやソース類、裏ごしした野菜などですでに組織が壊れているもの。パン、ごはん、もち、納豆なども品質の低下が少ないといわれています。
- ホームフリージングに向かないもの
食品中の水分が多く細胞組織がしっかりしているもの(例えば生の肉や魚介類など)。
特に、お店で解凍して売られている生ものは再凍結することになり、おいしさも栄養も極端に落ちてしまいます。また、生卵やゆで卵、牛乳や生クリーム、豆腐やこんにゃく、プリンやゼリーなどもホームフリージングが難しいとされる代表的な食品です。
「緩慢凍結」についてなど、さらに詳しくは日本冷凍食品協会公式ホームページで解説しています。ぜひご覧ください。
※日本冷凍食品協会 公式ホームページにリンクします。
ホームフリージングについての注意点は何ですか?
次の点に注意しましょう。
- なるべく速く凍らせる
食品をあらかじめ冷やし、熱が伝わりやすい金属などの容器に食品の厚さを薄くして並べて、冷凍室の温度調節を最も冷える状態にセットして凍結します。冷凍室の急速凍結機能があればそれを利用してください。
- しっかり包む
乾燥や脂肪の酸化を防ぐため、ラップや冷凍保存袋などで、できるだけ空気を遮断して下さい。
- 衛生的に取り扱う
凍結前の取扱いは、手や道具・器具をよく洗うなど衛生に気をつけ、微生物、異物などの汚染を防いでください。
- 早めに使い切る
緩慢凍結による組織の傷みや保存中の品温変化により品質低下が早く進む場合があるので、2~3週間以内に使い切ってください。
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