冷凍食品をご利用の際、こんなことでお困りではありませんか?
容器が変形した!

お弁当用ハンバーグを電子レンジの【牛乳あたため】ボタンで調理したら、容器が変形しました。
今度からは
パッケージに書いてある通りにレンジ出力(500Wや600Wなど)や加熱時間を設定して調理してください。
解説

【牛乳あたため】などのメニュー別調理ボタンで、そのメニューとは違う食品を温めると、電子レンジの機種によってはセンサーが食品の状態をうまく感知できずに加熱過剰となり、容器が変形することがあります。
包装フィルムから火花が!

ひとくちカツを外袋ごとレンジでチンしたら火花が出て燃えだした。ビックリして取ろうと思ったら火傷したんだけど!

塩ゆで枝豆を袋のまま電子レンジで調理したら火花が出た。同じ店で売っている枝豆は袋ごとチンできたのよ。
今度からは
袋のウラ側がアルミでコートされているものには「袋から出して電子レンジで温めてください」などと書いてあります。必ず表示通りに調理してください。
解説

容器・包装にアルミなどの金属が含まれていると、電子レンジの電磁波で金属部分が焦げたり火花が出たりすることがあります。発火して火災になるおそれもありますので十分にご注意ください。
冷蔵で保管してしまった

冷凍シュウマイを冷蔵室で保管していたらカビが生えていたんだけど、冷蔵室じゃダメなの!?

冷凍ピラフを間違えて冷蔵室で保存してしまった。10日以上経ってしまったけど食べられるの?
今度からは
冷凍食品は、冷蔵室、野菜室、チルドルームなどではなく、必ず冷凍室(-18℃以下)で保管してください。また、一度解凍したものの再凍結はおやめください。
ケース2の場合
間違って冷蔵庫保管したものは傷んでいる可能性があるので、召し上がらないでください。
解説

細菌は凍った状態だと活動できなくなるので、冷凍室で-18℃以下で保管されている冷凍食品では、細菌が繁殖する心配はありません。しかし、保存のために冷凍以外に特別なことをしていないため、一度解凍してから時間が経ったものを食べたり再凍結することはおひかえください。
電子レンジの加熱ムラ

お弁当用コロッケを電子レンジの【あたため】ボタンで調理したら、中身に冷たい部分が残っていたんだけど!
今度からは
【あたため】などのオート調理ボタンは使用しないでください。手動でパッケージに記載してある出力(500Wや600W)に調理時間を合わせて調理してください。それでも温め足りない時は、様子をみながら何回かに分けて少しずつ温めてください。
解説

弁当に入れる小さな冷凍食品の場合、【あたため】ボタンでは、センサーがうまく感知できないことがあり、加熱ムラが発生する可能性があります。

商品パッケージの調理時間で電子レンジ調理したのに冷たいのよ。
今度からは
調理後冷たいようであれば、低めの出力(500Wや600W)で様子をみながら、何回かに分けて少しずつ温めてください。
解説

電子レンジ調理の場合、商品のパッケージに記載されている方法で調理しても冷たい場合や熱すぎる場合があります。原因として、①レンジ内の置く場所によって加熱のムラが生じることがあること ②保存状態によって冷凍食品の温度が異なること ③電子レンジの機種・使用年数(古いレンジほど出力が落ちていきます) ④食材の具材に含まれる水分量のバラツキ(マイクロ波は水への吸収が大きく、水分量が少ないほど、加熱に時間がかかります) などの要因があります。
電子レンジの調理方法

パスタを1,000Wで調理したら、焦げたんだけど。それに袋に1,000Wでの調理時間を書いてないよ。
今度からは
1,000Wなどの高出力ではなく、500Wか600Wに合わせて、調理してください。
解説

電子レンジ調理での特性として、冷凍食品が解凍され、0℃以上になると、一気に加熱温度が上がったり、加熱ムラが大きくなる場合があります。高出力での調理は避けてください。

冷凍食品をレンジ内のどこにおけばいいの。
今度からは

電子レンジの取扱説明書をご覧ください。ターンテーブルがある機種(ターンテーブル型)では冷凍食品を中央ではなく、ターンテーブルの端の方に置きます。ターンテーブルのない機種(フラット型)では、中央に置きます。
解説

電子レンジから出るマイクロ波が食品に含まれている水の分子などを振動させ、まさつ熱を生じさせます。このまさつ熱が広がって食品全体を温めます。ターンテーブル型の機種は、ターンテーブルを回転させることでマイクロ波をムラなくあて、加熱します。フラット型は中央に置いた食品をセンサーによってムラなく加熱するように設計されています。また、フラット型でも機種によってマイクロ波が出る場所、拡散方法が違いますので、温める時間に差が出ることがあります。
異物が入っていた

お弁当用スパゲッティを食べていたら違和感があって、口から出したら銀色の金属片だったの。5ミリ位で、いびつな形よ。
今度からは
歯の詰め物の混入事例が多くなっています。異物と思われたものが、意外にもお客様のものだったというケースがあります。いまいちど、ご確認ください。
解説

冷凍食品メーカーは、商品に異物が入らないように、厳格な予防とチェックの体制を整えています。一方、近年では、ほかにもさまざまな異物の報告がありますが、調べてみると、工場で混入されたものではなく、お客様のものだったというケースが増えています。
客様のものと考えられる冷凍食品の異物 こんなものがあります
