ブロック肉

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できるだけドリップが出ないように解凍

ブロック肉を解凍する際には、「ドリップ」を出さないようにすることがおいしく食べるポイントです。ドリップとは、冷凍した食材の細胞内にある氷が溶けて出てくる水で、これと共に肉のうまみ成分も流出してしまいます。
ドリップは、食材全体を低い温度を保ちつつ解凍すると、流出が最小限で済みます。ドリップは食材の内部と表面の温度差が大きくなると出やすくなります。そのため、内部と表面の温度差が広がりやすいブロック肉を常温解凍や電子レンジ解凍をすることは避けましょう。

ブロック肉のおすすめ解凍方法

低温解凍
包装したまま冷蔵室内でゆっくり解凍します。ブロック肉の解凍は大きさにもよりますが、冷蔵室に移してから10時間はかかります。調理をする前日に冷蔵庫に移しておきましょう。

水中解凍
包装したまま冷蔵室内でゆっくり解凍します。ブロック肉の解凍は大きさにもよりますが、冷蔵室に移してから10時間はかかります。調理をする前日に冷蔵庫に移しておきましょう。

氷水中解凍
肉が水に濡れないように袋などに入れて密封し、ボウルに張った氷水の中で解凍する方法です。水温を一定に保つため、氷が溶けてきたら補充しましょう。ブロック肉の表面温度を上げずに解凍することができるので、ドリップを最小限に抑えられます。一番おすすめの解凍法です。

解凍の目安

ローストビーフやポットローストなど、ブロック肉をそのまま調理する場合は、中心までしっかり解凍します。肉が冷えていると中心まで火が通りにくくなり、ムラが出てしまうので、完全解凍後も調理前はしばらく常温において中心部の温度を少し上げておきましょう。
解凍したブロック肉をカットして使う場合は、半解凍の状態だと切りやすいです。好みの厚さにカットした後、まだ固いくらいに凍っていれば、低温解凍を続けましょう。