ひき肉

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できるだけドリップが出ないように低温解凍

他の肉と同様に、ひき肉を解凍する際には「ドリップ」を出さないようにすることがおいしく食べるポイントです。ドリップとは、冷凍した食材の細胞内にある氷が溶けて出てくる水で、これと共に肉のうまみ成分も流出してしまいます。
ドリップは、食材全体を低い温度を保ちつつ解凍すると、流出が最小限で済みます。一気に温度が上がってしまう常温解凍や電子レンジ解凍をすることは、できるだけ避けましょう。

ひき肉のおすすめ解凍方法

パラパラに凍結されているひき肉を炒めものなどに使う場合は、冷凍のままフライパンに入れて、炒めながら解凍・調理する方法がおすすめです。炒める際には、加熱ムラが起きないように気をつけてください。餃子や肉団子などひき肉をこねる必要がある場合は、以下の方法で解凍してから調理してください。

低温解凍
包装したまま冷蔵室内でゆっくり解凍します。できるだけ平らにして、空気にふれないようにラップなどをかけましょう。量によりますが、冷蔵室に移してから3~4時間で解凍できます。

氷水中解凍
肉が水に濡れないように袋などに入れて密封し、ボウルに張った氷水の中で解凍する方法です。水温を一定に保つため、氷が溶けてきたら補充しましょう。ドリップを最小限に抑えられるので、一番おすすめの解凍法です。

流水(水中)解凍
肉が水に濡れないように袋などに入れて密封し、流水に当てたり、冷水に入れて解凍する方法です。比較的早く解凍できるので時間がないときに便利ですが、ドリップの流出など品質が劣化する場合があります。

電子レンジ解凍
もっとも短時間で解凍できる方法です。ひき肉の電子レンジでの解凍は、あっという間に熱が通り過ぎてしまうので注意が必要です。何回かに分けて様子を見ながら、必ず半解凍で止めるようにしてください。

  • 電子レンジに搭載している解凍ボタンは、-18℃前後の食品を基準に設計されています。冷凍庫から出したばかりのカチンコチンに凍ったものをご使用ください。
  • 途中で一度スイッチを切ったあと、すぐレンジの扉をあけず20~30秒ほどそのままにして、食品の温度を均一にすることがコツです。
  • できる限り皿などに平らに並べ、熱の通りが均一になるようにしましょう。