知る・役立つ

刺身、切り身

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できるだけドリップが出ないように解凍

魚の刺身や切り身を解凍する際には、「ドリップ」を出さないようにすることがおいしく食べるポイントです。ドリップとは、冷凍した食材の細胞内にある氷が溶けて出てくる水で、これと共に魚のうまみ成分も流出してしまいます。
ドリップは、食材全体を低い温度を保ちつつ解凍すると、流出が最小限で済みます。常温解凍や電子レンジ解凍をすると、食材の内部と表面の温度差が大きくなり、ドリップが出やすくなるので、なるべく避けるようにしましょう。

おすすめの解凍方法

低温解凍

包装したまま冷蔵室内でゆっくり解凍する方法です。
マグロなどの刺身用は包装から取り出し、2%程度の食塩水を浸した清潔なふきんで包んで解凍すると品質を損なわず解凍できます。

急いでいるときに、冷凍マグロをおいしく解凍する方法、知ってる?

「温塩水解凍」すれば、時短&おいしく肉や魚が解凍できる! お客様が多い季節。お正月に向けて、冷凍マグロをすでに入手したという方もいるかもしれません。カチコチに凍ったマグロのサクは、前日から冷蔵庫に入れてゆっくりと解凍させるのが一般的ですが、急に今晩食べたい!と思い立ったときに、おいしく、そして早く解凍させるいい方法があるんです。 それはスバリ、「温塩水解凍」という方法。手順は以下の通りになります。 約40℃の湯を用意し、湯に対して3%の食塩を入れる。 温塩水に冷凍マグロを約5分間漬ける。 マグロを取り出し、キッチンペーパーで水分を拭き取る。 湿らせたキッチンペーパーに包んで、冷蔵庫で約1時間位置き、解凍する。 これは、鮮魚専門店でも使われている方法です。「約40℃のお湯を使って大丈夫?」と思うかもしれませんが、冷凍マグロを入れることでちょうど良い水温に下がります。ちなみに、このときに真水を使うと、浸透圧の関係でマグロに水が入り、水っぽくなってしまうため、塩水を使うことによりそれを防ぎます。 この年末年始は、この解凍法を実践して、マグロをよりおいしく堪能してくださいね。 水温40℃、塩分3%の温塩水に冷凍マグロのサクを5分漬ける。 塩水から取り出したマグロのサクは、さっと水けを拭きとってから、湿らせたキッチンペーパーで包んで冷蔵庫へ。

水中解凍

袋に入れて流水に当てたり、冷水に入れ、解凍する方法です。比較的早く解凍できるので時間がないときに便利ですが、ドリップの流出など品質が劣化する場合があります。また、うまみが流出するので絶対に魚をそのまま水につけないようにしましょう。

氷水中解凍

包装のまま、またはポリ袋に入れ氷水につけて解凍する方法です。水中解凍に比べて時間はかかりますが、食材が低い温度に保たれるので、ドリップの流出が少なくて済みます。

電子レンジ解凍

もっとも短時間で解凍できる方法です。電子レンジでの解凍は、何回かに分けて様子を見ながら、必ず半解凍で止めるように注意してください。

  • 電子レンジに搭載している解凍ボタンは、-18℃前後の食品を基準に設計されています。冷凍庫から出したばかりのカチンコチンに凍ったものをご使用ください。
  • 途中で一度スイッチを切ったあと、すぐレンジの扉をあけず20~30秒ほどそのままにして、食品の温度を均一にすることがコツです。
  • お皿と食品の間に割箸などを並べて、僅かな隙間を作っておく(あげ底する)とベタベタになりません。