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解凍・調理の基本

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冷凍食品の種類

ご存知でしたか?冷凍食品の種類によって解凍・調理方法が異なること。

冷凍食品には、魚介類や肉類を生のまま凍らせ解凍すると生の状態になる「生もの」、
調理してから凍らせそのまま蒸したり揚げたりするだけで、あまり手を加えずに食べられる「調理食品」、そして「野菜・果物」類などがあります。

それぞれに合った解凍・調理をすることで、冷凍食品をよりいっそうおいしく召し上がれます。

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生鮮品開閉ボタン

魚介類や肉類など、生のまま凍らせ、解凍すると元の状態に戻る冷凍食品を「生鮮品」といいます。
「生鮮品」は、下ごしらえとして “半解凍” が必要ですが、そのあとは生鮮の魚や肉と同じように調理できます。

解凍・調理のポイント
解凍しすぎに注意
半解凍状態が基本。解凍しすぎないことが大切。
すぐ調理
半解凍になったら、時間をおかないですぐ調理する。
水産冷凍食品は水けをとって
えび、いか、シーフードミックスなどは、表面に氷の膜がついているので、そのまま調理すると水っぽくなってしまうため、ペーパータオルなどで十分に拭き取ってから調理する。
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解凍方法のご紹介
低温解凍
包装したまま冷蔵室内でゆっくり解凍する方法です。
刺身用マグロなどの場合は包装から取り出し、2%程度の食塩水を浸した清潔なふきんで包んで解凍すると品質を損なわず解凍できます。
自然解凍
冷凍庫から出して、そのまま部屋の涼しい所で自然に解凍する方法です。
水中解凍
袋に入れて流水に当てたり、冷水に入れ、解凍する方法です。
急ぐ場合は、ポリ袋などに入れ、中の空気をしっかり抜いて口を閉じ、流水などにつけて解凍する方法もありますが、ドリップ(液汁) の流出など品質が劣化する場合があります。
※ドリップ(液汁)とは
凍結・解凍の際に破損した食品組織の水分や栄養分、うま味成分のことです。
氷水中解凍
包装のまま、またはポリ袋に入れ氷水につけて解凍する方法です。
電子レンジで解凍する場合
電子レンジでの解凍は、何回かに分けて様子を見ながら、必ず半解凍で止めるように注意してください。
  • 電子レンジに搭載している解凍ボタンは、-18℃前後の食品を基準に設計されています。冷凍庫から出したばかりのカチンコチンに凍ったものをご使用ください。
  • 途中で一度スイッチを切ったあと、すぐレンジの扉をあけず20~30秒ほどそのままにして、食品の温度を均一にすることがコツです。
  • お皿と食品の間に割箸などを並べて、僅かな隙間を作っておく(あげ底する)とベタベタになりません。
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野菜類開閉ボタン

使いたい分だけ手軽に使えて便利な「野菜類」。
実はほとんどの「野菜類」は、「ブランチング」されているので、加熱時間も少なく、あと一品!なんて時にも最適です。
※「ブランチング」とは
大根おろしや山芋など一部の例外を除き、ほとんどの冷凍野菜は、急速凍結する前に、90~100℃位の熱湯に漬けたり、蒸気にあて生鮮品を調理する場合の70%~80%程度の加熱をします。野菜類が酵素の働きによって品質が変化することを防いだり、組織を柔らかくして凍結による組織の破損を防ぐことが目的です。

解凍・調理のポイント
急速解凍が基本
凍ったまま、煮る、蒸す、炒めるなど直接加熱して急速に解凍するのがコツ。
調理は加熱しすぎに注意
ブランチングしてあるので、加熱は生の野菜の2~3割の時間で十分です。
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調理冷凍食品開閉ボタン

調理冷凍食品は、凍ったまま焼いたり、蒸したり、揚げたり、電子レンジ等で解凍調理をするだけで召しあがれるので、簡単で調理時間も短縮できる優れものです。
またちょっとした工夫、アイデアでメニューの幅も広がります。

解凍・調理のポイント

商品によって調理方法が異なります。種類が多いので、お買い物時に売り場で調理方法を確かめるか、調理する前に、包装の調理方法をよくお読みください。

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果実・果汁開閉ボタン

冷凍果実はできるだけ涼しいところで自然解凍し、あまりもどさずに食べるのがベスト。

半解凍状態になった果実をミキサーにかけて、砂糖やシロップなどを加えれば、あっというまに新鮮で冷たいジュースのできあがり。

解凍・調理のポイント
包装のまま解凍
外気に触れると酸化してビタミンCなどの栄養分が失われるので、なるべく包装のまま解凍しましょう。
必要なぶんだけ解凍
生の果実より品質変化が早いので、食べる時間に合わせて必要な分だけ解凍するのがオススメ。
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