1人暮らしの食費の平均は?節約術とおすすめ冷食節約レシピも紹介

日本冷凍食品協会 編集チーム

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食費と書かれた封筒の画像

1人暮らしの食費って、どれくらいが普通なのか気になりますよね。特に物価が上がっている今は、「みんなどれくらい使っているの?」と不安になることも。

そこで今回は、最新の平均額を紹介しながら、毎日の食費をムリなく抑えられる節約術や、手軽に作れる冷食レシピもあわせて解説します。

1人暮らしの食費の平均は?

お金と電卓の画像

ここでは、総務省の調査データをもとに、食費の平均額や性別・年齢による違いを紹介していきます。

出典:総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯(2024年)

月の平均は約4万4千円

総務省が2025年2月に発表した調査によると、1人暮らしの食費は月43,941円が平均となっています。1日あたりに換算すると、約1,465円という計算です。

食費の内訳を見てみると、最も大きな割合を占めているのが外食費。全体の約23%にあたる10,284円が外食に使われていることがわかりました。この金額を見ると、外食の機会を少し減らすだけでも、食費の節約につながりそうですね。

また、昨年と比べると食費は約4.5%増えていて、特に穀類や外食費の値上がりが目立っています。スーパーで食材を買うときも、以前より高くなったと感じている方も多いでしょう。

男性と女性で食費に差がある

食費は性別によっても違いがあります。全年齢の平均で見ると、男性が46,886円、女性が41,346円となっていて、男性のほうが約5,500円多くなっています。

この差が生まれる大きな理由は外食費です。男性は女性に比べて外食の機会が多く、特に飲み会や接待などでお酒を飲む機会が多いことが影響していると考えられます。

年齢別に見ると、35歳から59歳の働き盛りの世代で男女差が最も大きくなっています。

1人暮らしの食費の節約術

スーパーのお肉の画像

食費を抑えたいと思っても、どこから手をつけたら良いのか迷ってしまいますよね。ここでは、1人暮らしの方が無理なく続けられる節約アイデアをご紹介します。

毎月の予算を決める

食費を節約するなら、月々の予算を決めることから始めましょう。具体的には、収入から家賃や光熱費、通信費といった固定費を引いて、残ったお金を食費や交際費、貯蓄に振り分けていきます。

予算を決めておくことで、使いすぎを防ぐことができます。「1か月で食費に使えるのは3万円まで」というように具体的な金額を設定すると、日々の買い物でも意識しやすくなりますよ。

自炊をする

食費を抑える一番の方法は、やっぱり自炊です。外食やコンビニでのお弁当購入を減らすだけで、大きな節約につながります。

いきなりすべての食事を自炊にするのは大変なので、まずは夕食だけ、または昼食のお弁当だけから始めてみるのがおすすめです。

まとめ買いをする

買い物の回数を減らすことも節約のポイントです。スーパーに行くたびに、つい予定外のものを買ってしまった経験はありませんか?

週末など決まった日にまとめて買い物をすることで、無駄な出費を防げます。スーパーの特売日を覚えておいて、その日に1週間分の食材をまとめて購入するのがコツです。

ただし、安いからといって不要なものまで買わないように注意しましょう。本当に必要な分だけを買うことが大切です。

安い食材を使う

1年を通して価格が安定している食材を積極的に使うと、自炊の食費を抑えられます。

もやしや豆腐、きのこ類、納豆、鶏むね肉、豚こま肉などは、比較的安く手に入る食材です。これらを使ったレシピをいくつか覚えておくと、毎日の食事作りがぐっと楽になります。

また、旬の野菜は値段が手ごろで栄養価も高いので、季節ごとの旬の食材を取り入れるのもおすすめですよ。

作り置きをする

休日など時間があるときに、まとめて料理を作っておくのも効果的な節約術です。

一度に多めに調理して作り置きしておけば、平日の忙しい日も温めるだけで食事ができます。節約と時間の有効活用ができるので、一石二鳥です。

冷凍食品を上手に活用する

冷凍食品は、節約と時短を両立できる便利なアイテムです。

必要なときに必要な分だけ取り出して使えるので、食材を無駄にすることがほとんどありません。しかも長期保存ができるため、まとめ買いしても安心です。一度に大量に購入しておけば、買い物に行く頻度も減らせて経済的ですよね。

野菜や果物は季節によって値段が高くなることもありますが、冷凍食品ならいつでも手に入ります。「加熱せずにそのまま」食べられる自然解凍品も多くあるので、お弁当作りにも大活躍。厳しい衛生基準をクリアしており、凍ったままお弁当に詰めるだけで、ランチタイムには食べごろになっているんです。

忙しい朝の準備時間を大幅に短縮できるので、ぜひ冷凍庫に常備しておきたいアイテムですね。

1人暮らしにおすすめの冷食節約レシピ

人参の皮の向いている画像

冷凍食品を使えば、節約しながらおいしい料理が簡単に作れます。ここでは、1人暮らしの方にぴったりの、手軽で経済的なレシピを2つご紹介します。

残り野菜をムダなく活用!キーマカレーうどん

冷蔵庫に残っている野菜の切れ端を無駄なく使える「キーマカレーうどん」は、節約にもフードロス削減にも役立つメニューです。野菜が苦手な方でも、カレー風味ならパクパク食べられますよ。

材料(2人分)

  • 冷凍うどん2玉
  • 残り野菜180g(パプリカ、パセリ、にんじん、セロリ、玉ねぎなど)
  • しょうがひとかけ
  • にんにくひとかけ
  • 合挽き肉100g
  • ひとつまみ
  • カレー粉大さじ1.5
  • トマトピューレ50g
  • しょうゆ小さじ1
  • ウスターソース大さじ1/2
  • めんつゆ小さじ2
  • オリーブオイル小さじ1
  • 適量(炒め用)

作り方

  1. 残り野菜、にんにく、しょうがをフードプロセッサーでみじん切りにします。

  2. フライパンに油を入れて熱し、みじん切りにした野菜をしんなりするまで炒めます。

  3. 塩を振った合挽き肉を加え、色が変わるまで炒めます。

  4. カレー粉、トマトピューレ、しょうゆ、ウスターソースを加えて、さらに炒めます。

  5. 冷凍うどんを袋の表示通りに温めて冷水でしめ、めんつゆとオリーブオイルをまぶします。

  6. 器にうどんを盛り付け、キーマカレーをかけて完成です。

お弁当に、おかずに、そしておつまみに!冷凍野菜のベーコン巻き

冷凍野菜のベーコン巻き」は、ブロッコリーやカリフラワー、ヤングコーン、にんじんなど、彩り豊かな野菜が一度に楽しめる簡単メニューです。お弁当のすきま埋めにもぴったりのサイズ感で、困ったときの頼れる一品として覚えておくと便利ですよ。

材料(1人分)

  • 冷凍野菜適量(乱切りナス、フライドポテト、洋野菜ミックスなど)
  • ベーコン1/2枚×野菜の個数
  • 塩、こしょう適量
  • オリーブオイル適量

作り方

  1. 冷凍野菜を袋の表示通りに加熱し、水けを拭き取っておきます。

  2. 野菜に軽く塩を振ります。

  3. ベーコンで野菜を巻いて、楊枝で刺してとめます。

  4. フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコン巻きを入れます。

  5. 軽く塩こしょうを振って、全面に焼き色がつくまで焼いたら完成です。

まとめ

1人暮らしの食費は平均約4万4千円ですが、ちょっとした工夫でしっかり節約できます。自炊やまとめ買い、冷凍食品の上手な活用で、ムリなく続けられる家計管理を始めてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

日本冷凍食品協会 編集チーム

冷凍食品の魅力を伝える普及活動をしています。

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