
ニッスイさんではSDGsへの取り組みってどんなことをしているんですか?
ニッスイは2030年長期ビジョンとして、人にも地球にもやさしい食を世界にお届けするリーディングカンパニーを掲げ、海で培ったモノづくりの心と未知を切り拓く力で、健やかな生活とサステナブルな未来を実現する新しい“食”を創造していきます。様々な社会課題の重要度を、ニッスイグループの事業および、ステークホルダーの観点から分析し、3つのマテリアリティ(重要課題)を特定しました。この3つのマテリアリティで貢献するSDGsのゴールは下記を想定しています。
①豊かな海を守り、持続可能な水産資源の利用と調達を推進する

②安全・安心で健康的な生活に貢献する

③社会課題に取り組む多様な人材が活躍できる企業を目指す

上記の中からいつくか取り組み事例をご紹介いたします。
例えば、①についての取り組みでは、容器包装における、ニッスイの環境配慮に対する取り組みを広く理解していただくとともに、お客様が環境に配慮した商品を選択いただける様に、環境に配慮した商品には「みらいの海へ」というマークをつけています。このマークはニッスイブランドの全商品を対象にした、独自のエコマークなんですよ。
「トレーのプラスチック使用量を減らしました」など具体的な環境配慮の内容とマークを表示しています。ニッスイの商品を手にとっていただいた時にぜひご覧ください。

容器包装ガイドライン

このガイドラインに沿って、容器包装の削減を進め、2021年度ではニッスイが販売する製品のプラスチック製容器包装の削減重量は約33,814kgに達しました。
また、②については、サプライチェーン全体を通したフードロスの削減のために様々な取り組みを行っています。
例えば、賞味期限の延長です。賞味期限の延長により、流通段階や、家庭内での賞味期限切れによる廃棄ロスを抑えることが期待されます。
2021年2月製造分より、おさかなのソーセージの賞味期限を120日から150日に30日延長しました。冷凍食品などその他の商品カテゴリーにおいても賞味期限の大幅延長に取り組んでいます。

賞味期限を延長した商品

また、食品の寄贈も積極的に行っています。
2008年度より、支援の必要な人々に食料を提供するNPO法人のセカンドハーベスト・ジャパンさんへ冷凍食品を寄贈しています。セカンドハーベスト・ジャパンさんは、品質に問題はないものの販売に適さなくなった食品と、食べ物を十分に手に入れることのできない人々を結ぶフードバンクです。
児童養護施設や母子支援施設など福祉施設への支援とともに、本来なら食べられる食品の廃棄削減につながるこの活動を、今後も継続的に行っていきます。

