毎朝のお弁当作りで「前日に作り置きしたおかずをそのまま詰めていいの?」と不安になったことはありませんか。作り置きは一見便利なようで、食品衛生の観点からは、気を付けるべきポイントがいくつかあります。忙しい朝でも安心しておいしいお弁当を作るなら、冷凍食品をうまく取り入れるのがおすすめです。
今回は、作り置きの正しい知識と、冷凍食品を活用した時短お弁当術を紹介します。
お弁当のおかずは作り置きしても大丈夫?

お弁当のおかずは、作り置きしても大丈夫なのでしょうか。食中毒を防ぐための基本的な考え方をみていきましょう。
できるだけ当日に食べきるのが理想
農林水産省が公表しているガイドラインによると、家庭で調理したお弁当のおかずは、できるだけ当日中に食べきることが基本です。特に夏場などの気温が高い時期は細菌が繁殖しやすく、知らないうちに食中毒につながることもあります。
また、前日に調理したおかずや夕食の残り物をお弁当に使う場合は、必ずお弁当箱に詰める直前に十分に再加熱しましょう。加熱後は蓋をする前にしっかりと冷ますことも重要で、温かいまま蓋をすると食品内部に蒸気がこもり、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
お弁当を持ち歩く際には保冷剤や保冷バッグを活用して、できるだけ低い温度を保つようにしましょう。特に気温が高い季節は、前日からの作り置きよりも当日の朝に調理するほうが安心です。
出典:農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
お弁当作りの時短なら自然解凍OKの冷凍食品が便利!

毎日のお弁当作りをもっとラクにしたい方に、ぜひ知ってほしいのが自然解凍OKの冷凍食品です。冷凍庫から取り出してそのままお弁当箱に詰めるだけで、しっかりとしたおかずが完成します。具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット1. 加熱の手間と「冷ます時間」が不要
自然解凍できる冷凍食品は、電子レンジも火も使わずにそのままお弁当箱に詰めるだけでOKです。お弁当づくりの手間のひとつが「粗熱を取るための待ち時間」ですが、自然解凍品ならその必要がありません。
キッチンに立つ時間を大幅に短縮できるため、朝の忙しい時間を有効に使えます。なお、すべての冷凍食品が自然解凍できるわけではありません。自然解凍の商品には「自然解凍できる」表示が付いているので、袋の表示を必ず確認してから使いましょう。
メリット2. バリエーションが豊富
自然解凍できる冷凍食品は1999年に登場し、当初は「ひじき煮」などの小分け惣菜が中心でした。現在ではハンバーグなどの焼き物やコロッケ・から揚げといった揚げ物まで、種類が飛躍的に豊富になっています。
副菜から主菜まで冷凍食品で揃えることで、栄養・見た目・味のバランスが整ったお弁当を短時間で完成させることができます。毎日の献立を考える手間も減るため、精神的な余裕も生まれてくるでしょう。
メリット3. 自然解凍でも水っぽくならない
「自然解凍すると水っぽくなりそう」と心配する方もいるかもしれませんが、冷凍食品は技術が進化しています。揚げ物も解凍後にべちゃっとならず、カラリとした食感を保つ商品が多く登場しています。
製品によっては、衣はカリッとしているのに内側のタルタルソースがトロリとしたまま保たれるという食感を実現した商品もあります。また、自然解凍できる冷凍食品は「35℃で9時間保存後の細菌・風味試験」をクリアしたものだけが市場で販売されているので、安心して使えるのも嬉しいポイントです。
冷凍庫からそのまま入れられる便利な冷食おかず5選

凍ったままお弁当に詰められる、便利な自然解凍おかずを5つ紹介します。どれも忙しい朝に大活躍するアイテムばかりです。ぜひ冷凍庫に常備して活用してみましょう。
【味の素冷凍食品】「おべんとPON™」シリーズ
「おべんとPON™」シリーズは、パッケージを冷凍庫のすき間に立てたまま収納でき、片手でそのままお弁当箱に盛り付けられる、朝の時短に特化した冷凍おかずです。お箸もお皿も不要で、「冷凍庫から出してポンッとお弁当に詰めるだけ」のシンプルな使い勝手が魅力です。
トレイなし設計のため、使い終わったパッケージを小さく丸めてそのまま捨てられ、ごみの量を最小限に抑えられます。とんかつ・からあげ・メンチカツ・肉だんご・とり天・トマトバジルチキンの全6種類が揃っており、毎日飽きずに使えます。
【Umios】ほうれん草とチーズのささみカツ
「ほうれん草とチーズのささみカツ」は、定番のささみチーズカツにほうれん草をプラスした、食べ応えとヘルシー感を兼ね備えたおかずです。国産ささみと4種のチーズを使用しており、栄養バランスも申し分ありません。
5個入りとコンパクトなサイズで、自然解凍とレンジ調理の両方に対応しています。野菜もたんぱく質もしっかり摂れるため、育ち盛りのお子さんのいる家庭にもぴったりの一品です。
【ニッスイ】自然解凍でおいしい! 3種の和惣菜
「自然解凍でおいしい!3種の和惣菜」には、「ほうれん草のごま和え」「きんぴらごぼう」「ひじきの煮つけ」が各2カップ入っています。凍ったままカップごとお弁当箱に入れるだけで、彩りよいお弁当を手軽につくることができますよ。
「きんぴらごぼう」と「ひじきの煮つけ」には焼津(やいづ)製造かつお節と北海道産昆布のだしを使用しており、だしの旨みとコクが感じられる本格的な仕上がりです。副菜を一気に3種類揃えられるため、「おかずの数が足りない」と悩む朝の心強い味方になってくれます。
【ニチレイフーズ】ミニハンバーグ
「ミニハンバーグ」は、冷めた状態でもおいしく食べられるよう開発された、お弁当のメインにぴったりの冷凍おかずです。独自の「Wベルトグリル製法」により表裏を一気に焼き上げることで、外はこんがり香ばしく、中はふっくらジューシーに仕上がっています。
6個入りで、自然解凍・電子レンジ・フライパン調理の3通りに対応。朝に時間があればフライパンで香ばしく仕上げて、急ぐ朝は自然解凍でそのままお弁当にと、日によって使い分けられるのも便利です。
【テーブルマーク】のりっこチキン
「のりっこチキン」は、発売から20年以上続くロングセラー商品です。国産若鶏のむね肉に国産ののりをのせ、しょうゆの風味を効かせた和風から揚げは、香ばしさとジューシーさで長年親しまれてきました。
5個入りで、自然解凍と電子レンジの両方に対応しています。お弁当のおかずとしてはもちろん、夕食の一品やちょっとしたおつまみとしても活躍する、使い勝手のよい万能アイテムです。
まとめ
作り置きのおかずをお弁当に使う際は、詰める直前に必ず再加熱し、十分に冷ましてから蓋をすることが食中毒予防の基本です。毎朝の負担を減らしたいなら、自然解凍OKの冷凍食品を積極的に取り入れてみましょう。種類も豊富で技術も進化し続ける冷凍食品をうまく活用すれば、毎日のお弁当作りを無理なく続けられますよ。
この記事を書いた人
日本冷凍食品協会 編集チーム
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