先日、毎年恒例の冷凍食品に関する統計資料を発表しました。
生産量・出荷額ともに好調 出荷額は2年連続で過去最高を更新
令和7年の冷凍食品国内生産量は157万4,172トン(前年比102.4%)と前年を上回りました。さらに、国内工場出荷額は8,577億円(同106.4%)と、2年連続で過去最高額を塗り替えています。
業務用・家庭用の内訳を見ると、業務用は数量81万3,787トン(前年比101.9%)・金額4,119億円(同103.1%)、家庭用は数量76万385トン(同102.8%)・金額4,458億円(同109.6%)と、どちらも数量・金額ともに増加し、特に家庭用の出荷金額がぐんと伸びているのが印象的です。金額ベースでは、引き続き家庭用(52.0%)が業務用(48.0%)をわずかに上回っています。
冷凍食品の利用は、「調理の時間や手間が省けること」や「必要性・代替品がないこと」を理由に利用が広がっています。(※冷凍食品の利用状況実態調査からの引用)
品目別生産量ランキング うどんが1位を堅守!
品目別の生産量ランキング(上位10品目)を見てみましょう。1位はうどん(19万9,755トン)、2位はコロッケ(15万5,920トン)と、おなじみのツートップは今年も揺るぎません。特にうどんは、給食・外食・家庭と幅広いシーンで長年愛されてきた、冷凍食品の顔ともいえる存在です。

生産量3位はギョウザ(10万9,542トン)です。対前年比113%と大きく伸び、冷凍食品の定番メニューとして高い人気を維持しています。なお、人気を集めている「ワンプレート」の生産量も、令和7年から初めて調査しました。生産量は2万トンを超え、食卓での利用が広がる新たなカテゴリーとして注目されています。
消費量が史上初の300万トン突破!1人当たり年間消費量は24.6kgに
協会では「冷凍食品国内生産量」「冷凍野菜輸入量」「調理冷凍食品輸入量」の合計を冷凍食品の「消費量」としています。令和7年の消費量はこれらを合わせて302万9,325トン(前年比103.6%)となり、300万トンを超えたのはなんと調査開始以来はじめてのことです。
総人口(出典:総務省統計局「人口推計」)で割った国民1人当たりの年間消費量は24.6kg(前年比1.0kg増)。これも過去最高の数字です。なお、2015年の21.1kgと比べると、この10年間で約1.17倍に増加しています。 金額ベースでも1兆3,614億円(同104.1%)と着実に増えており、冷凍食品が私たちの食生活にどれほど欠かせない存在になっているか、数字がそのまま物語っています。

冷凍野菜の輸入量も過去最高を更新
令和7年の冷凍野菜輸入量は122万4,678トン(前年比104.9%)、輸入額は3,343億円(同100.9%)と、輸入量・輸入額ともに統計開始以来の最高値を記録しました(出典:財務省貿易統計)。特にブロッコリー(同119.6%)やポテト(同106.1%)、ほうれん草(同105.9%)といった身近な野菜が大きく伸びているのが目を引きます。
主な輸入先は中国・アメリカ・エクアドルなどで、いずれも前年より増加しています。冷凍野菜の輸入量は、2015年の約91万トンから2025年には約122万トンとなり、この10年間で約1.3倍に増加しました。冷凍野菜の利用が広がっていることがうかがえます。
毎日の食卓に、冷凍食品をもっと気軽に
令和7年の調査結果から、冷凍食品が日々の暮らしの中で身近な存在になっていることが見えてきました。
冷凍食品の魅力は、なんといってもその手軽さ。急速冷凍技術によって食材の栄養やおいしさをそのままキープできるうえ、長期保存ができるので食品ロスの削減にも一役買います。下ごしらえいらずで時短調理が叶うのも、忙しい日々を送る方には大きなポイントではないでしょうか。うどんやコロッケといった定番品はもちろん、米飯類やギョウザなど幅広い品目が食卓で親しまれており、冷凍食品のラインナップはますます充実しています。
毎日のご飯作りに、もっと気軽に・もっとおいしく冷凍食品を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
令和7年(1~12月)冷凍食品の生産・消費について(速報)
発行:一般社団法人 日本冷凍食品協会
発表日:令和8年4月16日
令和8年 “冷凍食品の利用状況”実態調査について
発行:一般社団法人 日本冷凍食品協会
発表日:令和8年4月9日
【出典】
冷凍野菜輸入量・輸入額:財務省貿易統計
国民1人当たり消費量(総人口):総務省統計局「人口推計」(令和7年10月1日確定値)
この記事を書いた人
日本冷凍食品協会 編集チーム
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