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人と機械の長所を活かして、安全を守る
- 工場の人
- 「それはね、人の目でチェックしたほうが確かだからなんだよ。シューマイも同じだったね。見た目は機械では判断できないんだ。ここでも形が整っていないコロッケは、人の目で選り分けるんだよ」
そうか、それでわかった!工場の壁に書かれた不思議な言葉の意味が。「ニキビ」 「アベック」「へコミ」「コゲ」・・・これらはコロッケの形をチェックする言葉だったんだ。
- 工場の人
- 「でも人の目だけじゃないよ。その後X線検査や金属探知機で異物が入っていないかどうか調べて、合格したものだけを機械が詰めるんだ。」
食べ物の安全を、ここまで厳重に管理しているなんて。びっくりしたなあ。
- 工場の人
- 「フリージーくん。最後に倉庫を見に行こう。寒いからなにか、着る?」
- フリージー
- 「いえ、ぼく寒いのは平気ですから。倉庫にはなにがあるの?」
- 工場の人
- 「出荷される前の冷凍食品は、一度ここで保管されるんだ。」
- フリージー
- 「すごく大きな建物! これが全部倉庫なの?」
- 工場の人
- 「5階建てで、1フロアに3,000トン(コロッケに換算すると約1億3千万個)。
全部で1万5,000トン(コロッケに換算すると約6億5千万個)収納できるんだ。
もちろん、冷凍食品だから、倉庫内はいつもマイナス18℃以下に保たれているよ」
- フリージー
- 「だからこんなに寒いんだ。でも、なんで倉庫がいるの?」
- 工場の人
- 「冷凍食品は、作ってから5日問は保管して、なにも問題がないかどうかチェックすることになっているんだ。だから5日分の製品はいつもここにあるんだよ。」
- フリージー
- 「そうか、安全のための倉庫でもあるんだ。」
- 工場の人
- 「工場で冷凍されたら、冷凍食品はお家までマイナス18℃以下で冷凍されたままでなくちゃいけない。輸送するトラックも冷凍車だし、途中の倉庫も、お店でも冷凍したまま。この温度管理がとても大切なんだ。だから冷凍食品はおいしさを保てるんだよ」
そうか、それで作りたての味がお家で楽しめるんですね。よくわかった気がする。
工場の人に質問してみたよ
- 工場の人
- 「フリージーくん。次が最後の見学場所だよ。」
- フリージー
- 「あれ、なんだかいい匂いがするなぁ・・・」
- 工場の人
- 「ここでは "官能検査(かんのうけんさ)" といって、冷凍食品の味を確かめる仕事をしているんだよ。さあ、さっきできあがったばかりのシューマイとコロッケだよ。ぜひ食べてみてください」
- フリージー
- 「おいしい! これは、どうやって料理したんですか?」
- 工場の人
- 「調理方法はパッケージに書いてあるとおりだよ。そのとおりに作るのが、いちばん美味しいからね」
シューマイとコロッケを作ってくれた工場の方たちは、毎日冷凍食品を試食しているんだって。
- 工場の人
- 「毎日、午前と午後に同じものを食べるんだ。だからなにか違えば、すぐ気づくんだよ」
- フリージー
- 「いい仕事だなあ。ぼくにもできますか?」
- 工場の人
- 「工場で働いて味覚識別のテストに合格すれば、官能検査の仕事につく資格がもらえるよ。毎日食べているのは彼らと、工場長かな」
- フリージー
- 「工場長になれば毎日美味しい冷凍食品が食べられるんですね。」
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