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第1回冷凍食品 in 中国 (3/4)
いざ工場に潜入!
工場内にはいるときには、働いている人たちと同じように作業着に着替えるよ。着替えたら、消毒コーナーへ移動。手足を消毒液につけるだけでなく、体についた小さなほこりや、髪の毛などを粘着ローラーで取るとともに全身に強い風をあてて飛ばします。
うーん、ここまで清潔を意識するのは人生ではじめてかも。
でも、これもすべては食品の安全や、品質管理のため!清潔、清潔!!!
まず目にしたのは、晩ごはんやビールのおつまみでもおなじみの冷凍串揚げ。日本語で「れんこん」と表記された竹串にいっぽんいっぽん丁寧にさしていたよ。きっと日本に輸出されるんだね。
凍った食材をあつかうので、温度があがらないよう、いたるところに氷がしきつめられていたよ。
外は30度を超える真夏日だったというのに、工場内の室温は16度前後で保たれていたよ。
働く人々の手元に一様に置かれている、銀色のプレートがあったんだ。
作業を担当した製品にプレートをおいて、誰が何をつくったかを管理しているんだそう。
なにか問題があったときに原因をみつけやすくするだけでなく、製品の完成度や仕事効率を見て、評価しているんだって。働く人たちのモチベーションアップにもつなげているんだね。
プレートを金属にしているのは、万が一、プレートを取り除くのを忘れていたとしても金属探知機で分かるようにするためなんだそう。
赤い帽子をかぶった人が、工場内のいたるところにいるんだけど、いったいだれ?
彼らの正体は指導員。作業の指導や、チェックを随時行っています。
つぎは、うどん!
うどんの原材料である小麦粉から練って、打って、ゆでて、冷凍して、パックしてという一連の流れを見させてもらいました。ここで作っているうどんは日本への輸出ではなく、日本以外の国へ輸出しているんだそう。いまや、和食もグローバル!ゆでたうどんを冷凍したら、金属探知機を通して、パック完了。金属探知機が正常に作動しているかどうかも、一時間ごとに金属片を通して、チェックしているんだそう。すみずみまで徹底しています。
つづいては、白身魚フライ!
ここではタラを調理していたよ。
まず手でさばいて、そのあと細かな骨はピンセットでとりのぞく。それでもまだ骨がのこっていないか、手で触ってチェック!
もちろん、すてべ手作業で行われていました。
まだまだ続くよ! おつぎは、エビフライ!
エビの殻むき、背綿とり、こちらも全て手作業で行われています。
見た目が美しいように、エビのかたちをまっすぐに整える作業も、もちろん一本一本、手作業
衣をつけて、フライして、急速冷凍したあとは、金属探知機を通過。さらに、X線探知機を通して中身を再チェック。機械を通して確認したあとは、再度、きちんとパックされているか、表示は適切かを人の目でチェック!!!
一本の海老フライがボクたちの食卓にあがるまで、安全を願うたくさん「目」を通っているんだね。
工場では、フライ用のパン粉もつくっていたよ。
それは、パンをつくるのと同じ手順で、一次発酵、二次発酵をおこなってから、焼きあげます。焼きあがったパン (一斤が50センチほどの大きさ!) は、担当のひとが、一斤ずつ両手で慎重にかかえて運んでいたよ。あついのに大変そうだけど、手をつかってしまうと、そこに力がくわわって、パンの組織が壊れてしまうんだ。
ちなみに食品によって、より適したパン粉をつくるために、パン粉の薄さから色まで変えてるそう。色づけは天然のパプリカだそう。
同じ工場で、パン粉からフライまですべて一貫してつくることで、安全だけでなくおいしさまで管理しているんだね。
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