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- 工場の人に質問してみたよ。
工場の人に質問してみたよ。
- フリージー
- 「工湯内がピカピカだったけど、掃除の時間とかあるんですか?」
- 工場の人
- 「この工場は掃除のための時間はとっていないんだ。生産(作業)が終われば、洗浄する。手の空いた時間も掃除をする。定期清掃だと、それまでの時問にカビとかが繁殖するかもしれない。いつもきれいにしておけば、その心配もないよね。自分の仕事場だから、どこが汚れるか分かっているからね。」
- フリージー
- 「大きな工場の割に、人が少なかったように思います。」
- 工場の人
- 「たとえば具材を混ぜる作業は1人でできるようにしてある。これは2人だと「相手がやったんじゃないか」と勘違いする恐れがあるから。1人で責任をもってやれるように、作業は細かく分けてあるんだ。そのほうが覚えるのが早いからね。でもニラの選別などは4人がかり。1人がチェックしたものを、次の人もチェックするんだよ。これは見落としを避けるため。きちんと人の手と目をつかっているよ。お家で作るのと同じくらいてまひまかけていることを、知っておいてほしいな。」
- フリージー
- 「ずっとずっと昔から、味は変わらないの?」
- 工場の人
- 「いやいや、冷凍ギョーザのようなロングセラー商品は「永久改良品」と呼んでいるんだ。つまり、いつも美味しさを追求して、味は少しずつ進化しているんだね。どんどん美味しくなって、いつまでも愛され続けるギョーザをめざしているよ。」
- フリージー
- 「ギョーザの匂いが気にならないのはなぜ?」
- 工場の人
- 「冷凍ギョーザには "ハーブニンニク" という、技術的に匂いを控えめにしたニンニクが使われているんだ。女性は匂いを気にする方が多いので、こうした研究は欠かせないんだ。おかげでお弁当にも抵抗なくギョーザを入れてもらえるようになったよ。」
- フリージー
- 「ほかにも新しい工夫ってありますか?」
- 工場の人
- 「たとえば、いまのギョーザは水も油も使わないで、だれでも簡単に焼けるようにしてあるんだよ。改良はいつも続いているんだ。」
- フリージー
- 「餃子はいつが人気なの?」
- 工場の人
- 「夏が出荷のピークになるね。暑い時はスタミナつけたい、って思うでしょう? あとビールのつまみにもってこいだから、夏の売れ行きがいいんじゃないかな。」
- フリージー
- 「びっくりしたのは、検査の厳しさでした。」
- 工場の人
- 「パッケージ前、パッケージ後の写真とX線写真が保存されているんだよ。餃子のトレイに書かれた番号で、製品になった時の写真や重さなどのデータ、それからX線写真(ここでも撮るんだ)を全部見ることができるんだ。写真の保存期間は、製品の賞味期限が1年なので、余裕をみて18ヶ月間。実際の写真で確認できるように管理しています。」
- フリージー
- 「見学しおわってみると、工場という感じがしませんね。」
- 工場の人
- 「ギョーザを包んで蒸して、凍らせてパッケージするまでは完全にオート化されているけれど、他は家で作るのと変わらないからね。お母さんが作ってくれるギョーザが美味しいのは、きちんと手を使って作るからなんだと思う。キレイにするのも、清潔を心がけるのも、家で料埋するのと同じだと思うんだ。」
- フリージー
- 「工場って誰でも見に来れるの?」
- 工場の人
- 「工場見学の申し込みは、いつでも受けていますよ。ただし機械や食材が多いので、小さなお子さんなどは中に入れないこともあります。詳しくは味の素冷凍食品まで、問い合わせてみてください。」
見学をおえて。
工場内を案内してくださった方は「ここがすごいんです!」とか「ここを見てください!」とか、全然言わないんだ。なんでもどうぞと涼しい顔。
ぼくもとくに気にしていなかったけど、注意して見てみると工場のどこを見ても、キレイなことに気づいたんだ。床にも、部屋の隅とか、機械の下とかにもゴミがない。もちろん作業中にキャベツがこぼれたりするんだけど、あとで行ってみるとキレイに片付いている。気持ちがよかったなあ。
あと、事務所の人が総出で迎えてくれた。みなさん忙しいのに、どうもありがとうございました!
美味しい冷凍ギョーザは、きれいで気持ちのいい工場で作られていました。
さあ、今日も暑い中がんばったし(工場の中は適温だったけど)帰ったら晩ごはんのおかずは冷凍ギョーザがいいな。お母さんにお願いしてみようっと。
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