
電磁波は尖ったところに集まるため、角が無いほうがまんべんなく温まる
皆さんは電子レンジで食品を温めるとき、どんなお皿に乗せますか?平らなお皿、深いお皿、丸いお皿、四角いお皿、もしくは何も考えず近くにあったものを使うため、形など気にしていないという方も多いかもしれません。
電子レンジは電磁波を使い、食品の中の水分を振動させて、食品を温めています。実はこの電磁波は、角に集まりやすいという性質があり、例えばミックスベジタブルを加熱しすぎると、グリンピースやコーンは熱くなるだけなのに、にんじんの角だけ焦げてしまうことがあるのです。
また、角が多い皿だと、そちらに電磁波が集まるため、温まり方にムラが出てしまうことも。当然、深さのあるお皿は、立ち上がりが邪魔になって食品に電磁波が集まりにくいので、こちらも温めには適していません。
ということで、もっとも温めに適しているのは、「丸く」「平ら」なお皿ということになります。これからは、より効率的に温めを行うために、使うお皿も工夫してみてくださいね。