10月18日は「冷凍食品の日」。冷凍の「とう」=「10」と、世界共通の冷凍食品の管理温度が「-18℃」であることから、1986年に当協会が記念日としました。日本冷凍食品協会では、毎年この日に様々なイベントを行っています。
冷凍食品を上手に活用した「手間抜き」で、調理時間を短縮したり、おかずを1品増やしたり…。
楽しく笑顔で美味しいものを食べて、それが幸せや笑顔に繋がっていくこと、そしてより豊かな生活を楽しんでもらうことに貢献したい――。
そんな想いから、10月18日の「冷凍食品の日」に合わせて、冷凍食品の新しい魅力を伝えるPRイベント「手間抜きレストラン」を東京・新宿サナギ前イベントスペースで10月17日(金)〜18日(土)に開催しました。
今回のテーマは、冷凍食品を活用することで生まれる時間や心のゆとりを、「手間抜き」というポジティブな言葉で楽しんでもらうこと。 4つのエピソードからその日の気分で選べる冷凍食品アレンジメニューを来場者に無料で振る舞いました。

17日に開催したPRイベント発表会には、スペシャルゲストとして俳優の大友花恋さんが登場。トークセッションやアレンジメニューの試食を通して、冷凍食品の魅力を、たっぷり語ってくれました。
合言葉は「手間抜き」。新しい価値を提案

イベントの冒頭で、藤江太郎会長が「冷凍食品は、工場で丁寧に下ごしらえを済ませることで、皆さんの食卓での手間を省いています。これはネガティブな『手抜き』ではなく、ポジティブな『手間抜き』なんです」とコメント。
料理の時間を少しだけ短くすることで、心に余裕が生まれたり、家族との時間が増えたり。そんな新しい価値を、皆さんに感じていただきたいと、語りました。

この新しいコンセプトに、大友花恋さんは「『手間を抜いている』というより、『みんなで手間を分けている』という感じがしますね」と、一言。生産者から食卓まで、みんなで少しずつ手間を分け合うという考え方に、会長の藤江も「その言葉、ぜひ使わせていただいていいですか?」とお願いする場面も。
「無理しないのが一番!」スペシャルゲスト・大友花恋さんが語る冷凍食品の魅力
ご自身のSNSでも手料理を発信されている、お料理上手な大友さん。忙しい毎日を送る彼女のライフスタイルは、まさに「手間抜き」のコンセプトにピッタリ。藤江太郎会長とのトークセッションでは、大友さん流の冷凍食品活用術の話題に。

「忙しい中で『全部自分で作らなきゃ』と思うと大変なので、意識的に手間を抜けるところは抜いています」と、無理をしないスタイルで料理を楽しんでいることや、冷凍餃子にチーズを乗せてラザニア風に作ったり、茹でたパスタの上で冷凍ハンバーグを崩してボロネーゼ風にしたりといった、冷凍食品を使ったアレンジ料理も教えてくれました。
「包丁やまな板を使わない」工夫で、洗い物が減るのも嬉しいポイントだそう。
「手間抜きで生まれた時間や心の余裕で、食事をゆっくり味わえたり、誰かとの会話を楽しめたり。手間を抜くことで、幸せな時間を作れるんだと思います」と、心温まるコメントも。

日常シーンに寄り添う、4つの「手間抜き」アレンジメニュー

「手間抜きレストラン」の料理に名前はなく、4つのエピソード、「バタバタな朝だっておいしく”チャージ”したい」「栄養も気分も”ととのえたい”時がある」「”あしたの自分”のためにやさしく癒されたい」「1日がんばった日には”ご褒美”が欲しい」をもとに、4つの冷凍食品を使ったアレンジメニューを用意しました。




イベントでは大友さんが、この4つから「トマトとほうれん草のリゾット」と「ポトフ風具沢山スープ」を試食。

「今朝、家をバタバタと出てきてしまったので」と、ご自身の体験に重ね合わせて「トマトとほうれん草のリゾット」を選ばれました。リゾットを一口味わうと、「おいしい!朝からほっとする優しい味です。食欲がない時でも食べられそう!」と笑顔に。
続いてスープを試食すると、「本当に本格的なポトフの味がします!下ごしらえが大変なポトフが、こんなに手軽に食べられるなんて嬉しいです」と、その手軽さと美味しさに驚いた様子。
幅広い年齢層の方が来店

イベント当日は、事前告知でご存じだった方から、散歩の途中で気になって立ち寄ってくださった方まで、幅広い年齢層の方々で賑わいました。会場にはアレンジメニューの試食だけでなく、冷凍食品への理解が深まる体験型コンテンツもご用意。

冷凍食品の豆知識が学べるクイズに答えて回せるカプセルトイは、ラバーキーホルダー、クリアファイル、保冷バッグなど日本冷凍食品協会公式キャラクター「フリージー」のオリジナルグッズをプレゼント。

来られた方々に生活の中での冷凍食品との関わり方や来店された理由を聞いてみたところ、一人暮らしをしている学生さんの一人は、普段の食生活で栄養バランスの偏りを感じているとのことで、「菜食健美のシチューグラタン」と書かれたメニューを選択。「これなら手軽に栄養が摂れて嬉しい」と話してくれました。

イベントを新宿でたまたま通りかかり、誰でも入れると聞いて立ち寄った主婦の方は、普段忙しい時などに冷凍食品を使うことがあり、特にご自身が家族より先に家を出ることが多いため、「作り置きができない時でも、これなら家族が自分で朝ごはんを食べられて便利」と考え、メニューを選んでいました。

こちらのご夫婦は、「写真を見て甘いものが食べたくなって」「お米が食べたいなと思って」と、その時の気分や嗜好に合わせて直感的に美味しそうなメニューを選んだとのこと。また、「お弁当作りでは冷凍食品がすごく重宝します。最近はカット野菜だけでなく、調理済みの商品も便利で助かりますね」と、日頃から活用されている様子でした。
賢い「手間抜き」で、暮らしにゆとりを

時間に追われる毎日だからこそ、賢く手間を分け合い、心にゆとりを生み出す。そうすることで、本当に大切にしたいことにもっと時間を使えるようになるはずです。大友さんが語ってくれたように、私たち一人ひとりがこの考え方を実践することで、「手間抜きの輪」を社会全体に広げていけるのかもしれません。
このイベントを機に、皆さまの食生活において、冷凍食品がさらに身近な存在になれば幸いです。
この記事を書いた人
日本冷凍食品協会 編集チーム
冷凍食品の魅力を伝える普及活動をしています。