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潜入!工場見学 フリージー中国へ行く

第5回中国の安全最先端

第5回中国の安全最先端 (5/5)

中国の食の現場をみてきて。

今回見学した中国の山東省には、100歳以上のお年寄りがとても多く、 これは海、山に囲まれた山東省の食べ物のおかげとも言われているんだ。 そんな山東省でとれた農産物などのうち3分の1は日本で輸出されているんだって。 ちなみに北京で食べられている農産物の半分はここ山東省で生産されたものなんだって。 日本、中国の農産物を支えている、山東省は、世界でもっとも安全な農村地帯をめざしているんだそう。

食品安全法

そんな安全への意識が高まっているなか、中国では2009年6月から「食品安全法」がスタート。この法律は、できあがった製品だけでなく、原材料につかう農薬や肥料まで、きちんと検査し、きびしく管理するというきまりだよ。 もちろん、法律を整備したりして政府が管理すればいいのではなく現場からの意識改革、管理も重要だとも考えている。

食品安全法

テーブルマークの工場などで、働く人のモラルアップなどの努力がなされていたけど、それもこういった考えから生まれてきた企業独自の努力なんだね。

中国から日本に派遣

ほかにも、原材料の段階から日本と同じ方法で品質管理をできるよう、どんどん中国人を日本に派遣して学ぶこともしてるんだって。

中国から日本に派遣

中国は、現在、輸出の品質管理に20億円以上を投資している。 世界中、どこをみてもこれだけ輸出に投資している国はないんだそう。 品質を管理する側である政府も、いち消費者であるという自覚をもち、 安全で安心できるものを口にしたいのは、みんなと同じという想いで、 これからも食の安全をまもり、安心を育てていきたいと考えているとのこと。

自分で判断!

テレビや新聞、インターネットといろんな情報にあふれているこの時代、 ボクたち日本の消費者にも、自分で判断するということが求められているのかもしれないね。
日本の食料自給率を知っておくこと、食べ物に対してADI(※)という判断基準があるということなど、ボクたちの命をつくる食べ物だからこそ、もっと自分の問題としてちょっとまじめに考えてみようと思いました。

自分で判断!

※ADIって??

人がある物質を毎日、一生たべつづけても健康に悪影響がでないと考えられる量のこと。 たとえば、ピーマンに(規定された基準値の)農薬が残っていたとしても、それを毎日、一生たべつづけても体に悪影響を及ぼさない量のこと。

国内の工場についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧下さい。

※日本冷凍食品協会 公式ホームページにリンクします

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