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ホームフリージング

ホームフリージングの上手な方法は? ホームフリージングに向く食品はどのようなものですか?  

ホームフリージングとは家庭用冷蔵庫の冷凍室で食品を凍結・保管することをいいます。

冷凍室内の温度は通常-18℃程度で、購入した冷凍食品を保存するには適していますが、食品を凍結するには不十分です。緩慢凍結になり、食品の細胞・組織が壊れ、解凍したときに元の品質に戻らなくなってしまうこともあります。
なお、最近はホームフリージング用に-40℃程度の冷気で急速凍結する機能付きの冷凍庫も普及してきましたので、このタイプの機種を使えば上記の欠点も緩和されます。

一般的には、ホームフリージングに向く食品と向かない食品があります。
 
  • ホームフリージングに向くもの
    乾燥品や加熱処理をしたもの、塩に漬けたものなど、食品中の水分が比較的少ないもの。また、スープやソース類、裏ごしした野菜などですでに組織が壊れているもの。パン、ごはん、もち、納豆なども品質の低下が少ないといわれています。
     
  • ホームフリージングに向かないもの
    食品中の水分が多く細胞組織がしっかりしているもの(例えば生の肉や魚介類など)。
    特に、お店で解凍して売られている生ものは再凍結することになり、おいしさも栄養も極端に落ちてしまいます。また、生卵やゆで卵、牛乳や生クリーム、豆腐やこんにゃく、プリンやゼリーなどもホームフリージングが難しいとされる代表的な食品です。

「緩慢凍結」についてなど、さらに詳しくは日本冷凍食品協会公式ホームページで解説しています。ぜひご覧ください。

ホームフリージング外部リンク

※日本冷凍食品協会 公式ホームページにリンクします。

ホームフリージングについての注意点は何ですか?  

次の点に注意しましょう。
 
  • なるべく速く凍らせる
    食品をあらかじめ冷やし、熱が伝わりやすい金属などの容器に食品の厚さを薄くして並べて、冷凍室の温度調節を最も冷える状態にセットして凍結します。冷凍室の急速凍結機能があればそれを利用してください。
     
  • しっかり包む
    乾燥や脂肪の酸化を防ぐため、ラップや冷凍保存袋などで、できるだけ空気を遮断して下さい。
     
  • 衛生的に取り扱う
    凍結前の取扱いは、手や道具・器具をよく洗うなど衛生に気をつけ、微生物、異物などの汚染を防いでください。
     
  • 早めに使い切る
    緩慢凍結による組織の傷みや保存中の品温変化により品質低下が早く進む場合があるので、2~3週間以内に使い切ってください。
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