私達とSDGsについて | SDGs特集
こんにちは、冷凍しゅうまいです。
SDGsって私達の生活の中ではどんな関係があるのですか?
あ、そもそも。。。
SDGsってちょっと難しので詳しくおしえてください!
こんにちは、日本冷凍食品協会の冷子です。
SDGsは簡単に言うと、「この地球でずっと暮らし続けていける世の中を作るために掲げた17つの目標」。
ただ、とてもテーマが広く、大きな課題なので
個人一人ひとりがピッタリとあてはまって解決できるという課題ではないのですね。
そうですよね!企業の取り組みを伺っているととても大きな課題ばかりだと思いました。個人個人が対応しても解決できないのでは。。。。
なるほど。確かに課題が大きいので一人で解決するというのは難しいかもしれませんが、SDGs の目標達成のためには、個人の活動、一人ひとりの取り組みも非常に重要なのです。
それではSDGsを少し詳しく解説していきますね!
SDGsって、どんなものなのかグリーンピースの頭でもわかるくらい簡単に教えて下さい!
グリーンピースの頭でもわかるようにって(笑)
そうですね。まずはSDGsをわかりやすく解説します!
このSDGsはなんの略かわかりますか?
えっと、そろそろ私、出荷の時間なので。。。。
お、教えていただけますか?
出荷って(笑)
SDGsは「Sustainable Development Goals」の略で日本語だと「持続可能な開発目標」という意味なのです。
持続可能な開発目標?
日本語で言ってもなかなかピンとこないですよね。 これは簡単に言うと、「この地球でずっと暮らし続けていける世の中を作るために掲げた世界的な目標」なのです。
ずっと暮らし続けていける世の中?
そんなに暮らし難いんですか?
いいところに気が付きましたね。
今、地球に住む人の数はどんどん増えているんです。2020年では、77億9500万人。
2050年に97億人、2100年には110億人とも予測されています。
え!!そんなに増えるんですか?
でも増えると何が問題なのですか?
そう。人口が増えると何が問題なのかですね。
地球にある資源は限られているので、人が増えると資源が足りなくなってしまうのです。
そして、未来のみんなに必要な食べ物や電気などのエネルギーも足りなくなってしまうのです。必要だからと食べ物などを増やすために土地を開拓すると自然が壊れてしまいます。
そして、天気もおかしくなって暑すぎたり寒すぎたりして、乾燥したり大雨などで農作物が育ちにくくなってしまうかもなのです。
な、なんと!恐ろしや!
そこで、世界のリーダー達が集まって
年までに解決すべき17の目標
を決めたんです。
それがSDGsなのです。
なるほどーー。そういうことだったのですね!!
でも、17の目標を掲げられても、具体的に何をしたら良いのかわからないですよね?
はい!全然ピンときません!
元気な返事ね・・・。
個人個人で何ができるのか。これを考えてみましょう!
よろしくお願いいたします!
17の目標は様々な内容があります。課題の内容もとても大きいです。だけど、個人一人ひとりでも取り組めることはあるんですよ。
自分のできることから無理なくやっていくことが大切。
無理をしなければ継続的に実施できますからね!
ふむふむ。じゃあ、17全部やればいいんですね!
意気込みは素晴らしい!!だけどね、17全部を実施できなくてもいいんだよ。自分自身ができるところから実施していけば良いのです。
そうなのですね! まずはできるところから!
ん?
具体的には何をすればいいのですか?
まずは日常生活の中でちょっと意識をして行動をすること。これが無理なく持続できる取り込みになると思います。
日常生活でちょっと意識を変えるだけで継続できるなら難しくないですね!
そうなのです。例えば、17の目標のうちの1番「貧困をなくそう」、2番の「飢餓をゼロに」、12番の「つくる責任、つかう責任」といった大きな目標があるので具体的に個人では何をしたらいいのかわかならい。という声をよく聞きます。
テーマと重要性はわかるけれど、私にはできることが無さそうだから、関係ないのかな?と思っちゃいますね。
そう感じるかもですね。17の目標のうち、個人取り組みやすい目標もあるので、できる目標を一つ一つ実施していくのが良いですね。
先ほどお話しした「日常生活の中でちょっと意識する事」で継続的にできることを考えていきましょう!
そうしましょーー!
冷凍食品でSGDsに貢献!
SDGsの目標2の「飢餓をゼロに」と目標12の「つくる責任、つかう責任」というのがあるのです。
これも大きな目標ですね!具体的にはどんなことなんですか?
まず、目標2の「飢餓をゼロに」ですが世界にはどのくらい飢餓で苦しんでいる人がいると思いますか?
んーー。お腹が空いてご飯が食べられない子は見たことないですね。。。
出典:The State of Food Security and Nutrition in the World 2020 (FAO)
日本では飢餓をイメージしにくいかもしれないですが、世界では6億9千万人が飢餓で苦しんでいると言われています。
これは世界の人口の約8.9%も占めています。
ええ・・・・。すごいショックです。。。。 なんで飢餓が起こるのですか?
そうですよね。すごい人数が飢餓で苦しんでいます。
飢餓の原因は様々あって、自然災害が多い地域で起こっていたり、戦争が原因で飢餓が起こったりもしています。
そして飢餓の原因の一つとして、「食品ロス」があるのです。
え??食品ロス? 食品ロスってどういうことですか?
「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品を言うのです。
世界ではまだ食べられる食料が13億トンも廃棄になってしまっています。
この量を抑えるだけでも多くの人が飢餓から救われるのです。
そして、日本は食べ物も多く、栄養がちゃんと摂れる国の一つですが、必要な量を自分の国で生産する「食料自給率(カロリーベース)」が37%※と低く、食べ物の半分以上を海外らの輸入に頼っています。
そうだったんですね。
出典:食品ロス削減関係参考資料」を更新しました。(2021年6月14日) [PDF:7.5MB]
その一方で、本当は食べられるはずの食料が食べられずに捨てられてしまう食べ物の量がなんと年間600万トン。
これは毎日大型の10トントラックで1,640台分を廃棄しています。
毎日ですよ。
わわわわ。。。とんでもない量ですね。。。
これらの多くは世界中の農家や農園、漁業や畜産で働く人たちが思いを込めて作ったものです。そして、私たちの豊かな食生活を保つために、他の国の自然環境や健康状態を犠牲にしてしまっていたとしたら、、、これは持続可能と言えるでしょうか。。。
とても持続可能とは言えないですね。。。
そして、具体的にこの飢餓を少なくするために、目標12の「つくる責任、使う責任」を定め、その中の具体的なターゲット12.3にある「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。」という形でしっかりと食品ロスを減少させることをターゲットとして定めています。
具体的なターゲットがあるのですね!
出典:食品ロス削減関係参考資料」を更新しました。(2021年6月14日) [PDF:7.5MB]
そうなのです。食品ロスの内訳を見ると、家庭系の食品ロスはなんと「276万トン」、日本の食品ロスのおよそ半分は家庭の食品ロスなのです。
ええええ。家庭の食品ロスが半分も占めているんですか!!!
つまりは、個人個人が食品ロスを減らすことがとても重要!ということなのです。
た、たしかに。これは自分の生活が大きく影響しているのですね。
そう。だから私たち自身が原因なら私たちが意識することで解決できる問題とも言えますね。
具体的には食べ残さずに食べる!ということですか?
そうね!色々考えられるけれど、残さず食べる。作りすぎない。食材を無駄なく使う。賞味期限や消費期限を過ぎたら捨ててしまうということが無いように、無駄な買い溜めはしないなど家庭でできるちょっとした工夫を一人一人が意識をして実施することで解決できます。
確かに意識することで十分解決できそうですね!
実は、冷凍食品は食品ロス削減にも貢献できる側面があるのです。
え!本当ですか!? なんでなんでー?
冷凍食品は、まず食べる人側から考えてみると「食べたい分だけ調理できる」ということ、「残ったものは、そのまま冷凍して保存しておける」ことが大きなポイントなのです。
たしかに!!無駄なく作れるというワケですね!
そうそう!冷凍食品を取り入れることで作り過ぎが防げます!
なるほど!!
そして、冷凍食品はこの消費者が食べる前、つまりは製造された時から食品ロスを減らす取り組みをしている企業がたくさんあります!
製造された時から食品ロスを減らす???どういうことですか?
冷凍食品は、コールドチェーンと呼ばれる製造加工から食卓まで、低い温度を保ったまま流通させる仕組みがあります。
コールドチェーンですか?何がいいの?
コールドチェーンは常にー18℃以下を保つことで鮮度の維持、衛生状態の確保と長期間の保存ができることから、おいしさや栄養もそのままにとれたてつくりたてをお届けできます。また、需要調整や価格の安定も可能になるのです。
製造加工時に作りたての製品を急速凍結し、-18℃以下で鮮度や栄養を保ったまま卸売、小売へと流通し、ご家庭の冷凍庫まで届きます。
この低い温度帯を維持したままご家庭まで届くコールドチェーンによって、食品の腐敗・劣化が防げるのです。これが冷凍食品の強みですよね。
そうか!それはメリットですね。
そして、卸売・小売のタイミングでも-18℃以下で凍結されていることで賞味期限が長くなり廃棄ロスが減ります。
また、供給量もコントロールできるため、必要なときに必要な量を必要な場所に届けられるため、ロスが少なくなるのです。
なーーるほど!冷凍食品ってすごいですね。
冷凍食品は食品ロスの削減に貢献しているといえますね。
冷凍食品を購入される際、少し思い出して頂けれたら嬉しいですね!
冷子さんありがとうございました!
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