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これはやってはダメ!冷凍食品に関連するNG特集

これはやってはダメ!冷凍食品に関連するNG特集

冷凍食品の取り扱いでよくある間違いや、知らずにしてしまいがちなNG行動を徹底解説!
正しい保存方法から電子レンジでの調理で注意しなければならない点、意外と知らない冷凍食品の調理でやってはダメなポイントをご紹介します。これを読めばあなたも冷凍食品マスターに!知っておきたい冷凍食品に関連するNG集をチェックしましょう。

気をつけて!そのまま電子レンジ加熱してはいけない袋があります

冷凍食品には、袋ごと電子レンジで加熱できるものがありますが、中にはレンジ調理してはいけないものがあるのはご存知でしたか?

冷凍食品の中には袋のまま調理するもの、袋から出して調理するものなど調理方法も様々です。
袋ごと電子レンジで加熱できない商品を間違えて袋のまま電子レンジで加熱してしまうと火花が散ったり、発火したりする可能性があります。

冷凍食品の中でも枝豆やブロッコリー、一部のチャーハンなどのパッケージに使用されている、裏が銀色のアルミ素材で、遮光性の高い「アルミ蒸着フィルム」。
遮光することによって中の食品を劣化や退色から守る働きをしてくれるのですが、アルミホイルが電子レンジ加熱NGなのと同様に、この「アルミ蒸着フィルム」の袋も電子レンジに入れると、火花が散ったり、発火したりする可能性も!

パッケージの裏面には、必ずその商品に適した調理方法が記載されているので、表示内容を守って安全に調理をすることが何よりも大切です。

冷凍食品を電子レンジで加熱調理する時は「自動のあたため機能」はNGです!

冷凍食品を加熱調理する際、電子レンジの自動あたため機能を使っていませんか?

オート調理をして加熱が足りなくて凍ったままの部分ができてしまったり、加熱し過ぎて焦げてしまったりということはありませんか?
電子レンジの自動あたため機能は便利なのですが、冷凍食品の加熱調理には向いていないのです。

自動あたため機能を使用した時に出力される出力数、加熱時間はそれぞれの電子レンジの機種により異なります。
自動あたため機能の加熱の仕組みは、電子レンジ内に置かれた物の温度や質量を計測してあたため、食品から発生する水蒸気の温度を感知してコントロールするものが多いのですが冷凍食品だとうまく計測できないことがあります。

冷凍食品は家庭用電子レンジによくある設定、500wや600wで加熱した際にちょうどよく加熱調理できる様に設計されています。
一番美味しく冷凍食品が食べられる様にパッケージ裏面に加熱調理方法が必ず記載されています!

加熱調理を失敗しないコツはパッケージの指示通りに加熱調理をすること、あたためが足りない場合は、10秒くらいずつ追加加熱をすると上手に加熱調理ができますよ。

自然解凍品の表示がない冷凍食品は自然解凍で食べるのはNGです

自然解凍に対応していない冷凍食品を凍ったままお弁当に詰めたり、家庭で使う時に冷凍庫からそのまま出したりして自然解凍をさせて食べるのはNGです!

「自然解凍品」とパッケージに記載されている冷凍食品以外は必ず加熱調理をしてください。
最近では自然解凍ができる冷凍野菜も増えていますが、多くの冷凍野菜は自然解凍して使用するのではなく、加熱調理をする必要があります。

自然解凍品と記載のある冷凍食品は加熱しなくても安全に食べられるようにするために、商品の製造過程でとても厳格な取り扱いが定められています。
パッケージに自然解凍品と表示するためには「35℃で9時間保存した上で、細菌試験、味・風味・食感の官能試験を行い、それをクリアすること」が必須条件となっていて、この試験をクリアした商品だけが「自然解凍品」となります。

そのため、パッケージに「自然解凍品」や「自然解凍OK」などの記載がない商品は必ず加熱調理をしましょう!

冷凍食品を保冷剤代わりにするのはNGです

冷凍食品って凍っているから保冷剤の代わりになるんだよね。という声を耳にすることはありませんか?

「冷凍食品は保冷剤代わりにはなりません!」

スーパーなどの買い物でもなるべく解かさない様にすることが重要です。
冷凍食品は、解凍してしまえば生の食品と同じで、一度解かしてしまったら再び冷凍庫で凍らすのはNGです!
解けてしまったものは再凍結せず、その日のうちに食べなければなりません。

持ち運ぶ時も、解けない様に温度を保つことはもちろん重要ですが、日頃から菌が増えない様に対策することも大切です。
繰り返し使用する保冷バッグも除菌するのがおすすめ!水洗いや洗濯機で洗うと傷みやすいのでアルコール除菌をします。
また普段、なかなか掃除する機会が少ない冷凍庫。安易に水拭きはせずに乾いたふきんを使ってアルコールスプレーで除菌などをするのがおすすめです。庫内のものが少ないときにお掃除するのはいかがでしょうか?

下の記事を参考にぜひトライしてみてください。

冷凍食品は凍っているからずっと保存できる!はNGです

冷凍されているからずっと平気!凍っていれば腐らないから大丈夫!
そう思っている方も多いようです。

冷凍食品は-18℃以下の冷凍庫でちゃんとカチンコチンに凍らせてあれば、概ね1年~1年半は品質が保たれます。ですが、家庭の冷凍庫は開閉が頻繁で温度変化が起きやすいので、2~3ヶ月で使い切るようにしてください。

―18℃以下で冷凍されていると腐ることはないのですが、冷凍庫内はとても乾燥しているため、一度開封した冷凍食品をそのまま入れておくと食品が乾燥し品質が損なわれていきます。

そもそも冷凍食品の賞味期限は製造者が-18℃以下の所定の条件で期限を定めて保存試験を行なって、目標の品質を保持できる期間を確認します。
その上で製造者の責任で一定の安全率を見込んだ適正な賞味期限が設定されているのです。

上手に冷凍食品を使い切るコツは冷凍庫の整理がとても役立ちます。
見渡しやすい収納をするために便利グッズなどで簡単に整理できます。
下の記事でも整理方法をご紹介していますのでぜひご覧ください。

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(一社)日本冷凍食品協会による、冷凍食品情報サイト。アレンジや保存方法など、知っているとちょっと差がつくコツをプロが教えます。

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