Q&A

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冷凍食品について

冷凍食品とチルド食品との違いは何ですか?  

  • 冷凍食品
    生産から流通・消費の段階まで一貫して−18℃以下の低温を保って取り扱われる食品をいいます。
     
  • チルド食品
    チルド食品の温度帯には法的な規制はありませんが、食品別に最適な温度帯が設定され、通常は0~+10℃の温度帯で流通しているのが普通です。

栄養、添加物、保存料

食品を冷凍することによって栄養が損なわれませんか?  

いいえ。急速凍結することによって損なわれる栄養素はありません。-18℃以下の冷凍保存中の栄養価は、長期間維持されます。

冷凍食品に食品添加物は使われていますか?  

食品添加物は、食品衛生法で使用が認められているものは使用している場合があります。

冷凍食品に使用されている食品添加物の主なもの
〈例〉コロッケ…調味料・膨張剤・着色料 ハンバーグ…調味料

冷凍食品に保存料を使用していますか?  

  • いいえ。保存料は使用していません。
    -18℃以下の低温で保存すると、腐敗や食中毒の原因となる細菌が活動できないため、保存料を使用する必要がないのです。
    -18℃以下の低温で保存

冷凍野菜は調理すると色が非常にきれいですが、着色しているのですか?  

いいえ。冷凍野菜は、旬のとれたての新鮮な原料を前処理しブランチング後、急速凍結してますので、原料本来の鮮やかな色がそのまま保たれています。決して着色料などを使って色付けしているわけではありません。

※「ブランチング」とは
大根おろしや山芋など一部の例外を除き、ほとんどの冷凍野菜は、急速凍結する前に、90~100℃位の熱湯に漬けたり、蒸気にあて生鮮品を調理する場合の70%~80%程度の加熱をします。野菜類が酵素の働きによって品質が変化することを防いだり、組織を柔らかくして凍結による組織の破損を防ぐことが目的です。

ムキエビに漂白剤を使用しているものがありますが、漂白って危なくありませんか?  

ご安心ください。
ムキエビには亜硫酸塩を使用することがありますが、一般に亜硫酸塩は漂白剤、酸化防止剤、保存料としての用途が認められています。ムキエビの場合は、酸化による黒変防止のため、使用されています。

賞味期限、保存方法

冷凍食品の品質はどのくらい長く保たれるのですか?  

-18℃以下の冷凍庫でちゃんとカチンコチンに凍らせてあれば、概ね8ヶ月から24ヶ月間は品質が保たれます。

冷凍食品を開封して使用する際に確認することはありますか?  

包装を開封して、以下の状態であれば、品質が損なわれている可能性がありますのでご注意ください。

  • 食品が乾燥している
  • 色が変化している
  • 極端な霜がついている
  • 固まりになっている
  • 食品が破損している

品質が損なわれている状態について、写真付きで解説しています。是非ご確認ください。

使用時の確認点と保存方法

※別ウィンドウで開きます

冷凍食品の賞味期限はどうやって決めているんですか?  

製造者が保存試験を行なって、目標の品質を保持できる期間を確認します。保存試験では、-18℃以下の所定の条件で期限を定めて、官能試験、細菌試験、必要に応じて理化学試験などを行います。その上で、製造者の責任で一定の安全率を見込んだ適正な賞味期限を設定しています。

ちなみに、食品の製造日から目安として概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食品は「消費期限」とすることが法で定められています。
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