噛みやすく、飲み込みやすい。介護の現場で活用されている冷凍食品

2016.08.26

  • LINEで送る
噛みやすく、飲み込みやすい。介護の現場で活用されている冷凍食品

味はそのまま、やわらかさなど飲み込みやすさを工夫

超高齢化社会と言われる日本。今や65才以上の人口は全人口の4分の1を超えるように。そんな中、脚光を浴びているのが、医療や介護の現場で使われている「ユニバーサルデザインフード」です。

これは、お年寄りなど噛むことや飲み込むことが困難になってきた人のために、食べやすさに配慮して作られた食品。噛む力や飲み込む力に配慮して、普通の食べ物より少しだけやわらかく作ったものから、ペースト状のおかゆのような、そのまま飲み込めるくらいのやわらかさのものまで、いろいろな種類のものがあります。

食べやすさだけでなく、加工する上で工夫されているのが、その見た目。食事は目でも楽しむものという点に配慮し、その成形は一般的なおかずと印象を変えないようにしているものが多いのが特長です。

もちろん、食感や形状こそ違えど、その味は本物。ぎょうざやきんぴらごぼうなど、様々な種類の食品があり、食事が楽しくなるものばかり。いくつになっても食の喜びを堪能できる食品の存在は、ありがたいですね。

パッケージにあるユニバーサルデザインフードのマークとその区分。

パッケージにはユニバーサルデザインフードのマークとその区分が。食品の食べやすさがひと目でわかります。

ミートローフ、鮭のクリーム煮、大福、けんちん煮。

どれも味は本格派。ミートローフや鮭のクリーム煮、大福やけんちん煮など、歯ぐきでかみ切れたり、舌でつぶせるやわらかさだが、食べた後の満足感は高い。

  • この記事をシェアする
  • LINEで送る
トップへ戻る