冷凍食品の安全性とおいしさを守る「コールドチェーン」とは?

2022.11.23

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工場で作られたおいしさが保たれるのは、厳しい温度管理のおかげ

最近ワクチンの輸送のニュースなどでもよく耳にする「コールドチェーン」という言葉。その意味をご存知でしょうか?

これは、食品や医薬品の製造から、保管管理、輸配送、販売、消費という全工程を、途切れることなく低温に保つ物流の体系のこと。これにより、全国のあらゆるお店で生鮮食品や冷凍食品を購入することができるようになりました。
その歴史をひもとくと、もともとは高度経済成長期に冷蔵庫が急速に普及したことで、冷凍食品の流通量が増え、1965年には科学技術庁から「コールドチェーン勧告」が出され、低温の流通ネットワークの整備が本格的にスタート。その後、1971年に決定された「冷凍食品自主的取扱基準」において、冷凍食品の配送・小売段階の温度管理を「マイナス18度以下」(但し、実施は1975年から)に設定。
現在のような低温流通体系が確立されました。
美味しく安全な食卓はこういった流通にも支えられていることを意識して、日々の食事を楽しみたいですね。

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